セアカゴケグモ

2014年のセアカゴケグモに関する主なニュース

<12月>

セアカゴケグモ生息域拡大 車などに巣、油断禁物 埼玉
7月28日夜、川越市砂新田の自宅アパートの庭で女性が見慣れないクモに気づいた。
生きたまま捕獲し、翌29日、県西部環境管理事務所(同市)に届けた。
「県内初のセアカゴケグモ発見。毒を持つので素手で触らないように」。
この日、クモの正体を確認した県みどり自然課が発表すると、県内メディアは一斉に報じた。
同事務所には直後の30日から3日間で6件の問い合わせがあり、
その後もニュースになるたび電話が鳴り、今月24日現在、その数は48件になっている。

正直にいうと、「初めての確認?」と逆に驚いた。
国内では平成7年に大阪府高石市で初めて発見され、
その後も西日本を中心に各地で見つかり、埼玉県は33府県目。
さらに9月に東京都、11月に栃木県、山梨県と相次いで確認され、
環境省によると、生息域は37都府県にまで拡大している。

1度見つかると、関心が高まるためか、県内でも9月下旬に三郷市、
10月初旬と中旬に春日部市と富士見市、さらに11月に久喜市、
12月に幸手市・春日部市と次々に発見され、確認例は計6例に広がっている。
川越以外では卵嚢(らんのう)も合わせて見つかり、繁殖しているのは間違いない状況だ。

確かに「毒グモ」の響きはセンセーショナル。
オーストラリア原産のこのクモは、雌が人をかむ。
環境省によると、かまれると痛みなどを感じ、まれに進行性の筋肉まひが生じるなど重症化。
原産地では死亡例もあるが、通常は数時間から数日で症状は軽減。
血清ができて以後、死者はない。

急速に生息域を広げたのはなぜか。県内6例目をみるとよく分かる。
12月2日、幸手市の事業所が大阪から搬入された中古車の整備中、
車体の下部に巣があり、生体14匹と卵嚢18個を発見した。
この車は11月中旬、春日部市の事業所を経由していたため、
駐車した付近を調べたところ、生体と卵嚢が見つかった。

こうして車や建築資材などに営巣し、各地に移動。
生息に適した側溝や自動販売機の裏側など暖かい隙間やくぼみに巣を作り、
小さな虫などを食べて生息域を急速に広げたとみられる。

毒を持つセアカゴケグモの雌は体長約1センチ。
腹部の背面に赤い縦筋があるのが特徴で、攻撃性はなく素手で触るなどしない限りかまれることはないという。
見つけた場合、被害を回避するためにも殺虫剤を使ったり、踏みつぶすほかない。

県内ではアライグマをはじめ、多くの外来生物が定着。
大阪府ではセアカゴケグモも既に蔓延(まんえん)しており、県内でも身近にいて不思議はない。
毎年死者が出るスズメバチの被害に比べ、セアカゴケグモは油断はしていけないが、
極度に恐れることもないのかもしれない。


ヤフオクドーム毒グモ駆除!1匹発見
ソフトバンクは4日、ヤフオクドームの外周で特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」を発見、
駆除したと発表した。

2日午後5時ごろに1匹発見。
球団は駆除後、福岡市に通報。
市職員がドーム周辺や近隣施設、側溝などを調査したが、ほかには見つからなかった。
5日に専門業者による調査と殺虫剤予防散布を予定している。


<11月>

セアカゴケグモに注意 岐阜県内でも確認相次ぐ
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の発見が岐阜県内で相次いでいる。
岐阜市菅生地区で10月下旬に43匹が見つかるなど、7月以降計60匹が確認された。
県自然環境保全課は、県内で生息範囲が広がっている可能性があるとして、
素手で触らないよう注意を呼びかけている。

同課によると、県内で今年初めて発見されたのは7月9日。
セアカゴケグモは1995年に大阪府内で発見されて以降、35都府県で生息が確認されている。
県内では2008〜09年にかけて海津市の木曽三川公園駐車場付近で複数見つかって以降、
まとまった目撃の報告はなかった。

セアカゴケグモの雌は毒があり、体長7〜10ミリ程度。
触るとかまれることがあり、痛みや腫れのほか、寒けや吐き気などの症状が出ることもある。
公園などでは子どもが触る可能性もあるため、県は市町村などに確認の徹底を求めた。
同課は「草取りなどの際は軍手をし、見つけたら殺虫剤などで駆除して」と話す。
付近の生息調査をするため、発見したら同課へ連絡するよう呼びかけている。

岐阜県セアカゴケグモに注意


<10月>

今治でセアカゴケグモ 県内4例目
愛媛県は29日、今治市菊間町種の石油工場で特定外来生物のセアカゴケグモの雌を確認したと発表した。
雌は毒を持つため、見つけても触らないよう注意を呼び掛けている。
県内でのセアカゴケグモの発見は4例目。
県によると、27日、工場の職員が発見。
28日に環境省がセアカゴケグモと確認した。
県外から工場へ搬入されるコンテナに付着して運ばれてきた可能性があるとしている。
セアカゴケグモに攻撃性はないが、触るとかまれることがある。
発見した場合、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)で駆除し、県生物多様性センターへ連絡するよう求めている。
県内では1月に愛南町で、7、8月に松山市で発見された。
今後も県ホームページで情報を公開する。

今治でセアカゴケグモが発見される


富士見でセアカゴケグモ 県内発見4例目、県外から侵入か
県は17日、富士見市内で特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」2匹と
卵のう4個が見つかったと発表した。
県内での発見は4例目。

セアカゴケグモは、かまれると針で刺されたような痛みがあり、頭痛や筋肉痛などの全身症状が現れる。
県みどり自然課によると、富士見市内の事業所が16日、
購入した車のバンパーの裏にセアカゴケグモがいるのを発見、市に届け出た。
車は岐阜県内の自動車オークションから納品されたもので、同課は県外から侵入した可能性が高いとみている。
県は富士見市と連携し、周辺住民に発見しても素手で触らないよう注意を呼び掛けている。


有毒セアカゴケグモ、東京に侵入 すでに繁殖開始か
西日本を中心に生息が報告されていた「セアカゴケグモ」が、
東日本でも勢力を拡大し、ついに首都・東京に侵入した。
オーストラリアが原産とされ、人体に有害な毒を持つ。
三鷹市と江東区で相次いで見つかり、
専門家は「都内に侵入した個体は、すでに繁殖を始めている可能性が高い」と注意を呼びかける。

東京都内で初めて確認された三鷹市。
市役所の職員らによる7日朝の調査では、公園や道路沿いの側溝のふたを職員が一枚ずつ外し、
側溝内に隠れているクモがいないか調べた。

「市内をくまなく調べ尽くすのは難しい。これで収束してくれればいいのですが」。
緑と公園課の田中元次課長はそう語り、表情を曇らせた。
この日は新たな個体の発見はなかったが、今後も週1回のペースで調査を続ける方針だ。

三鷹市内のマンションの住民から「セアカゴケグモのようなクモを見つけた」と
都に通報があったのは9月24日。
マンションに隣接する公園などで次々と見つかった。
同26日の調査では、公園内でセアカゴケグモのものとみられる卵も採取された。

東京都環境保健衛生課によると、三鷹市内でこれまでに見つかったクモのうち、
少なくとも10匹がセアカゴケグモと確認されている。
江東区も同30日、資材置き場で1匹が見つかったと発表した。

同じ場所で複数の個体が捕獲されていることなどから、
岸本年郎・元自然環境研究センター上席研究員は
「東京に入り込んだセアカゴケグモは、繁殖を始めている可能性が高い」と分析する。

セアカゴケグモ東京都内


セアカゴケグモに2歳児かまれる? 亀山
県鈴鹿建設事務所は十二日、亀山市の県営亀山サンシャインパーク内の遊具で
特定外来生物「セアカゴケグモ」とみられる毒グモが見つかったと発表した。
十一日午後に近くで遊んでいた二歳の男児がかまれた疑いもあり公園は遊具を一時使用禁止とし、注意を呼び掛けている。

公園の指定管理者「東産業」(四日市市)によると、公園利用者が十一日午後三時二十五分ごろ、
芝生広場の複合型遊具でクモを発見し、亀山市に通報した。
市職員らが確認したところ、滑り台の裏側などに七匹と卵一個が見つかり、駆除した。
これまでにも公園内の側溝などではセアカゴケグモの生息が確認されていた。

当時、岐阜県から遊びに来ていた二歳の男児の首と手の指に虫刺されのような腫れが見つかったが、
セアカゴケグモにかまれた場合に特徴的な吐き気などの症状はなかったという。
公園では、接近中の台風19号の動きを見つつ、来週中にも遊具を消毒する予定。

セアカゴケグモで亀山の公園が一時封鎖


「セアカゴケグモ」注意!痛みやしびれ...住宅の庭やベランダで繁殖中
体長1〜3センチで、黒光りしている背中に赤い紋様がある毒グモ「セアカゴケグモ」が
今年9月(2014年10月)、東京・三鷹市でも発見された。
オーストラリアから運ばれてきたとみられ、日本で最初に発見された1996年ころは分布は西日本だったが、
いまや首都圏から東北地方まで全国35都道府県に広がっている。
噛まれると痛みや痺れに襲われ、重症になると入院して抗毒素血清の治療が必要になる。
どんなところに生息しているのか。噛まれないための注意はどういうことか――。

見つけたら殺虫剤かけ軍手で処理
セアカゴケグモは側溝の金属板やアミの裏側、側溝近くの石の裏、公園などのベンチの裏側、
冷暖房室外機の下側、屋外電気コンセントの中側にいる。
住宅のベランダに置きっぱなしのサンダルや子供の3輪車、植木鉢周辺などでも発見されている。
つまり、生活圏のど真ん中にいるのだ。
駆除はできるのだろうか。
追手門学院大学・加村隆英教授はこんなアドバイスをする。
「決して素手でつかまないでください。
見つけたら、軍手とビニール袋と殺虫剤を用意して、薬剤をかけて箸やピンセットでつかまえてください。
巣の中に卵嚢があったなら、これもビニール袋に入れて、口をきちんと閉じてから踏み潰してください。
卵嚢の中には50個から200個の卵がありますので、幼虫になる前に完全な駆除が必要です」


セアカゴケグモには近寄らず、見つけたら踏みつぶすか殺虫剤…Q&A
飼育などが禁じられている特定外来生物の毒グモのセアカゴケグモが相次いで見つかっている。
環境省によると、ハイイロゴケグモも含め、先月25日までに36自治体で発見。
攻撃性は低いが、見つけた場合は触れず、殺虫剤を使ったり、踏みつぶすのが効果的という。

Q セアカゴケグモの特徴は?
A 体全体は光沢のある黒色。腹部は球状で腹面には赤色の斑点模様がある。
  背中から見ると赤く見えることからセアカと呼ばれる。
  一方、ハイイロゴケグモの色彩は黒、灰色、茶色など様々だが、体長は同程度。

Q 特定外来生物とは?
A 生態系に悪影響を与えたり、人に危害を加え、農林水産業に被害をもたらす生物を外来生物法で
  『特定外来生物』に指定。飼育、栽培、保管、輸入などが禁じられている。
  違反した場合は個人で懲役3年、300万円以下の罰金、法人なら1億円以下の罰金。

Q もし見つけたら?
A なるべく近寄らない。踏みつぶしたり、お湯をかけたり、殺虫剤で殺すことができる。
  かまれたら、医療機関に連絡する。症状がひどい場合は血清による治療が必要。


高崎でセアカゴケグモか 市民目撃、群馬県が注意呼びかけ
県議会九月定例会は一日、八常任委員会のうち地域振興環境、健康福祉、産業労働、農林水産の各委員会を開いた。
県は健康福祉委で、毒のあるセアカゴケグモが県内でも知多半島を中心に数多く発見され、
今年に入っての目撃情報が百二十五件、計八百匹を超えている現状を説明し、注意喚起に努める考えを示した。

環境省外来生物対策室によると、セアカゴケグモは全体が黒色で腹部は丸く背面に赤い縦模様がある。
国内では一九九五年に大阪府内で初めて見つかって以降、三十五都道府県で生息を確認。
生息数の増減は不明だが、貨物やコンテナの輸送などを通して分布域が広がったとみられる。
かまれると痛みや熱感などを生じ、頭痛や筋肉痛など全身症状が数週間続く場合もある。

県健康対策課によると、県内では二〇〇五年に常滑市の中部国際空港敷地内で初めて確認。
ことしは各保健所を通じて集計した目撃情報が件数で過去最多だった一二年の百五十八件に迫っている。


<9月>

高崎でセアカゴケグモか 市民目撃、群馬県が注意呼びかけ
県は29日、高崎市東貝沢町の民家の庭で、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の目撃情報があったと発表した。
県は付近にセアカゴケグモが生息している可能性が高いとし、注意を呼びかけている。

県や高崎市によると、28日午後、高崎市東貝沢町の住民から、
セアカゴケグモのような虫がいると、同市にメールで連絡があった。
住民が撮影した写真で、県や市はセアカゴケグモの可能性が高いと判断。
このクモは住民が駆除し、かまれるなどの被害はなかった。

セアカゴケグモは雌が毒を持っており、かまれると頭痛や筋肉痛、不眠などが数週間続くケースもある。
県内では、平成17年に高崎市、25年に玉村町で見つかっている。


セアカゴケグモの卵か 埼玉・三郷で駆除、繁殖の可能性も
県は29日、三郷市北部浄水場(同市茂田井)で、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」を確認したと発表した。
県内では7月の川越市に続き2例目。

県みどり自然課によると、同日午後3時半ごろ、浄水場の駐車場で、
職員が排水溝の蓋にクモの卵のようなものを発見。
周囲で計4匹のセアカゴケグモが見つかり、駆除された。
同課は繁殖している可能性もあるとみて、同市と連携し、周辺住民に注意喚起を呼びかける方針。


毒性強いセアカゴケグモ 都内で初確認
東京・三鷹市で、毒性の強いセアカゴケグモが都内で初めて見つかり、
東京都は見つけても絶対に触らないよう注意を呼びかけています。

24日、三鷹市下連雀のマンションの敷地内で、
住民が「セアカゴケグモのようなクモを見つけた」と東京都に連絡しました。
その後、このクモはセアカゴケグモと確認されたほか、三鷹市が調査したところ、
周辺の公園でも10数匹が確認され、駆除を行ったということですが、
これまでにクモにかまれた人や健康被害を訴えている人はいないということです。
セアカゴケグモは、もともとはオーストラリアに生息する毒グモで、平成7年に大阪で初めて見つかって以来、
これまでに全国の34府県で確認されていて、都内で見つかったのは今回が初めてです。
毒があるメスの体長は1センチほどで、全体的に黒く背中に赤い帯状の模様があるのが特徴で、
かまれると、症状が重い場合は痛みが全身に広がり、頭痛がしたり、吐き気を催したりするということです。
東京都は、ほかにもセアカゴケグモが生息している可能性があるとみて、
見つけても絶対に触らないよう注意を呼びかけています。

東京都三鷹でセアカゴケグモ発見


鈴鹿で毒グモ・セアカゴケグモ大量発見
鈴鹿市伊船町で、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」が子グモも含めて百三十匹見つかった。
市内では昨年九月以降の出現例はいずれも雌だけで、大量に発見されるのは初めて。
市環境政策課の担当者は「素手では触らず、踏みつぶすか家庭用殺虫剤で駆除してほしい」と呼び掛けている。

亀山市境に近い畑沿いの側溝で八月二十九日、畑所有者の男性が雌一匹を発見。
連絡を受けた市環境政策課職員が調べたところ、側溝のふたの裏など三カ所で、
体長一センチほどの雌三十匹と体長一ミリほどの子グモ百匹、
直径一センチほどの卵のう三十個が見つかり、殺虫剤で殺処分した。

雌は黒い体に赤い模様が特徴で攻撃性はなく、素手で触らなければかまれない。
雄はかまない。
鈴鹿市では、昨年九月と今年五月に沿岸部にあるサン・スポーツランドと
近くの市営駐車場内で雌計十一匹が発見された。
今年七月には鈴鹿サーキットに近い御薗工業団地(御薗町)で雌一匹が見つかっている。

市環境政策課の担当者は「山手に近い西部地区で見つかったことで、
市全域に生息地域が広がってる心配が現実になった。かまれないように注意してほしい」と話している。

鈴鹿市伊船町セアカゴケグモ


岡山)勝央SAで毒グモ見つかる セアカゴケグモ
西日本高速道路中国支社によると、勝央町勝間田の中国自動車道下り線の勝央サービスエリア(SA)で
12日午後1時半ごろ、ガソリンスタンドの男性店長が特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」2匹を見つけた。
いずれも駆除し、けが人はいなかったという。
10日にも広島県福山市の山陽自動車道・福山SAで見つかっていて、
同支社が管内のSAなどに点検を指示していた。触るとかまれることがあるため、
同支社は注意を呼びかけている。


保育園近くなどで毒グモ発見 松阪、殺虫剤散布
松阪市の保育園と小学校の近くで、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」
計十六匹が見つかったことが十日、分かった。市によると、市内での確認は初めて。
市と市教委は市内の全幼保育園と小中学校に注意を喚起。
「もし見つけても素手で触らず、踏みつぶすか市販の殺虫剤で駆除して」と呼び掛けている。

垣鼻町の第二小学校西約百メートルの市道沿いの植え込みで七日、草取り中に市民が一匹を見つけた。
九日には船江町の西保育園の門のレールで、一匹が死んでいるのを小林薫園長(57)が見つけた。
市環境・エネルギー政策推進課職員と県内のクモ研究家でつくる「三重クモ談話会」メンバーが十日、
二カ所周辺を調べ垣鼻町の市道側溝で計十四匹の幼いクモと卵のう一個を見つけ、処分した。
船江町では見つからなかった。

西保育園はこの日、側溝に殺虫剤をまき、門前にクモへの注意を呼び掛ける張り紙を掲示。
クモに触らないよう園児に指導した。
小林園長は「まさか松阪で見つかるとは…。セアカゴケグモは別世界の生き物と思っていた」と驚き、
園児の安全に気をもんでいた。

同課によると、毒を持っているのは雌で、雄は無害。
市内で見つかったクモは全て雌だった。
雌は体が黒く、背中に赤い模様があるのが特徴で、体長は成体で約一センチ。
雌にかまれると、赤く腫れ強い痛みを感じるほか、体が震えたり、悪寒を感じたりする場合もある。
県によると現在、無毒化させる血清は県内になく、対症療法しかない。
ただ過去に血清を使用した例は一度もないという。

同課は「万が一かまれたら、すぐ医療機関を受診してほしい。
その際、できればクモを捕まえて、医師に見せると対処しやすい」と呼び掛けている。

◆毒性強くない、冷静に
近年、県内で生息域を広げるセアカゴケグモ。
毒と聞くと死を連想するが、毒性は決して強くはないという。
四十年以上、クモを研究する「三重クモ談話会」事務局長の貝発憲治さん(67)=松阪市萌木町=は
「大切なのはクモの生態とかまれた場合の対処法を知ること。一度かまれても即死するわけではない」と、
冷静な対応を呼び掛けている。

セアカゴケグモはオーストラリア原産。
県内では一九九五年、四日市市霞で初めて見つかった。
貝発さんは「羊毛を積んだコンテナに潜み、港から入った可能性が高い」と推測する。
貝発さんによると、県内での確認は松阪市で九市町目。
「今回の二カ所以外にも、市内や近隣市町にいる可能性は十分ある」と指摘する。

セアカゴケグモが巣を作る場所は、側溝ふたの裏やコンクリートブロック、ベンチの裏、軒下などが多い。
貝発さんは「クモが寄り付く場所に近づかないことが大切。
側溝などで作業する際は、軍手を装着すれば被害を防げる」と話す。

クモは危害を加えない限り、人を襲うことはまれで「ベンチに座る程度なら攻撃されることはない」という。
万一、かまれた場合には「患部を水でよく洗った上で、冷やして腫れを抑える。
患部をつまんで、毒を搾り出すのも有効」と話す。
この半世紀で死亡例はなく、過度な心配は不要と指摘するが
「二度かまれると、急性アレルギー反応『アナフィラキシーショック』を起こす可能性もある。
スズメバチと同程度の注意は必要」という。


セアカゴケグモ:佐倉で初の発見 /千葉
佐倉市は、毒性の強い「セアカゴケグモ」が市内で初めて発見されたと発表した。
市生活環境課によると、12日午前9時10分ごろ、同市王子台1でセアカゴケグモを捕まえたという連絡が
県印旛健康福祉センター(印旛保健所)に住民から寄せられた。
県の調べでセアカゴケグモと確認し、周囲も探したが、他の個体は見つからなかった。
刺された人はいない。
毒を持つのは雌で体長1センチほど。
黒色で背面に砂時計型の赤い模様がついている。


<8月>

セアカゴケグモか 陸自大村で発見
セアカゴケグモ県は28日、大村市の陸上自衛隊大村駐屯地で神経毒を持つ
特定外来生物「セアカゴケグモ」と疑われるクモが発見されたと発表した。
専門家が鑑定を進めており、特定されれば、県内では初確認。
県は「見つけても素手で触らずに殺虫剤などで駆除して県に知らせてほしい」と呼びかけている。
県自然環境課によると、26日朝、同駐屯地職員が敷地内で体長約1センチの1匹を見つけて捕獲。
翌27日に県に通報した。同課の職員が28日まで敷地内を探したが、他には見つからなかった。

セアカゴケグモは雌だけが神経毒を持ち、かまれると痛みや発熱、吐き気などの症状が出る。
体長は0・7〜1・5センチで背中と腹部に赤い模様がある。


女児がセアカゴケグモにかまれる 夏休みのプールで
小学校のプールで、女子児童が外来種の毒グモにかまれていたことが分かりました。
大阪府吹田市教育委員会によりますと、かまれたのは小学4年の女子児童で、
18日、夏休みのプール指導で登校していました。
患部とみられる左ふくらはぎに痛みや赤みはあったものの、軽傷で、現在は回復しているということです。
当時、プールには約100人の児童がいましたが、他に被害はありませんでした。
吹田保健所の職員らが周辺を調べたところ、雌のセアカゴケグモ8匹と卵9個を発見し、駆除しました。


岐阜市で初 セアカゴケグモ
岐阜市は22日、同市長良福江町の住宅地で、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の雌1匹が見つかったと発表した。
県内では、2008年に海津市の国営木曽三川公園で初めて確認されて以来4か所目で、岐阜市内では初めて。

同市保健所によると、19日午後2時頃、民家の外で水道工事をしていた業者が、
水道メーター付近の土のうの下でクモを見つけて捕獲し、同保健所に通報した。
特定外来生物を担当する県環境生活部の職員がクモを鑑定した結果、
背中の中央に赤色の縦筋模様のあるセアカゴケグモ(体長6〜7ミリ)の雌であることがわかった。

セアカゴケグモは雌に毒があり、かまれると痛みや腫れが生じるほか、
寒けや吐き気などの症状が出る場合もあるという。

業者は「8匹ほど見た」と話していることから、
同保健所はセアカゴケグモが岐阜市内に侵入している可能性が高いと判断。
「発見した場合は、すみやかに殺虫剤などで駆除して連絡してほしい」と話している。

岐阜県セアカゴケグモ


セアカゴケグモが常態化 年間駆除2千匹 西宮市
特定外来生物に指定されているセアカゴケグモの生息が、阪神間で常態化している。
兵庫県西宮市の統計では2007年度以降、平均駆除数は年間約2千匹に上る。
毒を持つのは雌のみで、攻撃性は低いが、夏場が繁殖時期とみられ、
西宮市は「見つけたら卵を産む前に駆除してほしい」と呼び掛けている。

セアカゴケグモは豪州原産のヒメグモ科の一種で雌の体長は約1センチ。
背中の赤い模様が特徴で、かまれると腫れが生じる。
1995年に国内で初めて確認され、車や貨物に付着し、生息範囲を拡大させている。

7月末現在、全国34府県で確認されている。
西宮市では00年に初めて発見され、10年度の駆除数は2988匹に上り、13年度は1778匹だった。
統計を取っていない尼崎市も「市内全域に生息している」とみている。
車などの通行量が多い場所を中心に、側溝や縁石、植木鉢などに生息する。
西宮市は年1回、市内の学校園で駆除を実施。
また、公共施設などにも月1回の点検、清掃を呼び掛けているが、繁殖力が高く、発生の抑制には至っていない。

駆除方法は、殺虫剤を散布し、卵を発見した際は靴などで踏みつぶして処分する。
市環境衛生課は「駆除の際は素手で触らないように注意してほしい」としている。

セアカゴケグモが繁殖


外来毒グモ、分布域が急拡大 物流網に紛れる?
亜熱帯原産の特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の国内の分布域が急速に拡大し、
東北や関東、北陸地方で相次いで見つかっている。
1995年に国内で初めて大阪府で発見されて以降、西日本に定着し、
物流網に紛れてさらに広がったとみられる。
東日本大震災の復興や北陸新幹線工事などの建設資材とともに移動した可能性も指摘されている。
「自宅アパートの庭で見慣れないクモがいた」。
7月29日、埼玉県の西部環境管理事務所に住民の女性がプラスチック容器に生け捕りしたクモを持ち込んだ。
体長約1センチで、黒い体の背中部分に赤い帯状の模様。
同県が調べたところセアカゴケグモと判明した。同県内での確認は初めてだった。

セアカゴケグモは毒を持ち、かまれると針でさされたような痛みを感じる。
赤く腫れたり吐き気をもよおしたりすることもある。
数時間から数日で症状は改善するが、子供や高齢者ではまれに重症化する。
国内ではこれまで死者はいない。

国立環境研究所(茨城県つくば市)や各府県の公表資料によると、
セアカゴケグモの分布は2000年ごろまで大阪、三重、和歌山、兵庫と沖縄の計5府県にとどまっていた。
その後、京都や愛知、福岡、香川などにも広がり、11年以降は東北、関東、北陸を含む計34府県に急拡大した。
北陸では今年7月に金沢市の集合住宅のベランダで巣をつくるセアカゴケグモを住民の男性が見つけ、殺虫剤で駆除。
東北地方では11年9月に宮城県多賀城市で見つかったのを皮切りに、
13年6月に盛岡市、13年9月に福島県会津若松市でそれぞれ確認されている。

分布が急速に広がった要因について、外来生物の生態に詳しい国立環境研究所の五箇公一主席研究員は
「東日本大震災の復興工事や北陸新幹線の建設工事で
大量に運び込まれた建設資材に紛れた可能性もある」と分析する。

セアカゴケグモは亜熱帯原産のため、生育に必要な温度は15度以上とされる。
東北や北陸の屋外では本来越冬できないはずだが、五箇研究員は
「自動販売機や配電盤など熱を発する機械の下は冬場でも暖かい。
蚊やハエなど餌となる小さな昆虫がいれば冬を越せる」と警告する。

同研究所によると、人が触れないかぎりかまれる心配はほんどなく、市販の殺虫剤で駆除は可能。
セアカゴケグモが見つかった自治体は
「絶対に素手では触らないように。もしもかまれたら医療機関で受診して」と呼びかけている。

セアカゴケグモ拡大


セアカゴケグモ:熊本市北区に 42匹と卵確認 /熊本
熊本市は22日、同市北区鶴羽田1の住宅街で特定外来生物のセアカゴケグモ42匹と
卵のう43個を見つけたと発表した。
周辺では今年5月にもセアカゴケグモ25匹と卵のう44個が確認されていた。

市によると、21日の調査で、側溝のふたの裏や空き地に放置されたブロックと地面とのすき間、
自転車の車輪と泥よけの間などから見つかった。


有毒「セアカゴケグモ」浜松SAに
浜松市浜北区大平の新東名高速道路浜松サービスエリア(SA)上り線で先月下旬、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」3匹が見つかり、市が注意を呼びかけている。

市によると、セアカゴケグモは30日午前、SAの従業員が発見し、殺虫剤で駆除した。
通報を受けた市環境政策課の職員がセアカゴケグモと確認した。
今のところけが人はいないという。

県内では昨年、静岡市で発見されて以来2例目。
環境省外来生物対策室によると、34府県で確認されている(7月31日現在)。

セアカゴケグモは豪州原産で、赤い斑紋があるのが特徴で、成熟したメスの体長は約1センチ。
かまれると痛みが生じ、頭痛やリンパ節が腫れるなどの症状が出る。

同課は「見つけても触らずに、駆除する場合は殺虫剤で行ってほしい。
かまれたら速やかに医療機関の受診を」と呼びかけている。

浜松で見つかったセアカゴケグモ


セアカゴケグモ宇多津で初確認/被害なし
香川県は12日、宇多津町の民家で外来種の毒グモ「セアカゴケグモ」が見つかったと発表した。
かまれるなどの被害を受けた人はいない。宇多津町で見つかるのは初めて。

香川県みどり保全課によると、同日午前8時ごろ、住宅敷地内の車庫で、住民がメス1匹を発見。
通報を受けた同課職員が現場でクモを確認後、殺処分した。


<7月>

川越に特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」 県、注意呼び掛け
県は29日、川越市砂新田で特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」1匹が見つかったと発表した。
県内での確認は初めて。
背面にある赤色の模様が特徴で、かまれると、発汗や吐き気を催すことがあり、
県は「見つけても素手で触らず、最寄りの環境管理事務所に連絡してほしい」と呼び掛けている。

県みどり自然課によると、同日午前8時35分ごろ、
女性市民が「自宅アパートの庭で見慣れないクモを発見した」と、
生きたままクモをケースに入れて市内の県西部環境管理事務所に届け出た。
国の環境事務所に確認し、セアカゴケグモと断定した。
捕獲した女性はそのまま帰ってしまったため、詳細な状況は分かっていない。
同課は女性の再来訪を呼び掛けている。

発見されたのは体長約1センチ、足の長さを含めると約2・5センチのメス。
オスは無毒という。
確認後、殺処分した。
国内では1995年に大阪府で初めて確認され、現在までに東北から沖縄まで32府県で発見されている。

セアカゴケグモはオーストラリア原産。
日当たりの良い暖かい場所で地面や人工物のくぼみや穴、隙間などに営巣する。
かまれると、針で刺されたような痛みがあり、通常は数時間から数日で痛みは軽減するが、
頭痛や筋肉痛などの全身症状が数週間続くことがあるという。

県は同市と連携し、周辺住民に注意喚起を行うとともに県民向けにホームページなどで注意を促す。

セアカゴケグモ:岩国で見つかる /山口
県は31日、岩国市今津町1の印刷所の郵便受けで、
特定外来生物セアカゴケグモ1匹が見つかったと発表した。
発見した従業員が殺虫剤で駆除し、けが人はなかった。
県内では同市の米軍岩国基地で多数が確認されているが、基地外では昨年2月以降4件目。

県によると、見つかったクモは体長7ミリのメスで、毒を持っていた。
乳幼児や高齢者がかまれると重症化するケースもあり、素手で触らないよう注意を呼び掛けている。


セアカゴケグモ?:集合住宅で発見??福井 /福井
福井市文京の集合住宅で25日、特定外来生物に指定されている毒グモ
「セアカゴケグモ」とみられるクモ1匹が見つかった、県提供。
県医薬食品・衛生課が25日、発表した。今後環境省に確定作業を依頼する予定で、
確定されれば県内初の発見事例になる。

子供や高齢者がかまれるとまれに重症化するという。
死亡者が出た例はなく、県は「かまれた場合は水で洗い、医療機関に相談してほしい」と呼びかけている。


セアカゴケグモ1匹、新門司の工場で発見 [福岡県]
北九州市は、門司区新門司3丁目の部品製造会社の工場内で、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」1匹が見つかったと発表した。
市内での確認は、昨年8月に若松区で初めて見つかって以降、7匹目。
今年は6月の小倉北区に続き2匹目。かまれるなどの被害は確認されていない。
市生活衛生課によると、15日午前11時ごろ、工場内の手洗い場付近で社員が発見し、薬剤をかけて駆除した。
市が工場内や敷地周辺を調べたが、他には見つからなかったという。
見つかったクモは体長1センチ。背中の一部が赤いのが特徴で、市は「発見しても手で触らず、
殺虫剤をかけたり、靴で踏みつぶしたりして処分してほしい」と呼び掛けている。


セアカゴケグモ:各務原・川島PAで3匹が見つかる /岐阜
県は10日、各務原市川島笠田町の東海北陸自動車道川島パーキングエリア(PA)で
特定外来生物の「セアカゴケグモ」3匹が見つかったと発表した。
県によると、同エリアの清掃員が9日に見つけ、その場で駆除し、県などに連絡したという。
いずれも体長1センチ程度だった。

セアカゴケグモは毒があり、かまれると激しい痛みなどを感じることがある。
県内では2008年に海津市で初めて確認され、昨年9月には中央自動車道屏風山PA(瑞浪市)でも見つかっている。


<6月>

セアカゴケグモ、小倉北区で確認 今年初 [福岡県]
 北九州市は5日、小倉北区西港町の物流会社の敷地内で、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」1匹が見つかったと発表した。
市内で確認されたのは、昨年8月に若松区で初めて見つかって以降、6匹目。
今年は初めて。
かまれるなどの被害は確認されていない。

市生活衛生課によると、4日午後2時ごろ、物流会社の男性社員が、
ホースが入った箱の中にクモがいるのを見つけ、捕獲した。
箱は3月に神戸市から海路で搬入されたといい、敷地内に野ざらしで置かれていた。
市保健所職員が周辺を調べたが、他には確認されていない。
見つかったセアカゴケグモは体長1センチ(足を含めると3センチ)のメス。
背中の一部が赤いのが特徴で、市は「発見しても手で触らず、
殺虫剤をかけたり、足で踏みつぶしたりして処分して」と呼び掛けている。

セアカゴケグモ


<5月>

セアカゴケグモ、熊本で25匹駆除
熊本市保健所は5月30日、同市北区鶴羽田1の住宅街で同月29日に
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の生息調査を行い、25匹を駆除したと発表した。
市内では昨年8月以降、一帯での生息が確認されており、今回で4例目。

地面とブロックの隙間や側溝などで成体のほか、卵のう44個を見つけ、その場で駆除した。
市保健所は「見つけたら市販の殺虫剤を吹き付けるか、保健所に知らせてほしい」と呼びかけている。


セアカゴケグモにかまれる 自宅の庭で長靴はこうとして
大阪府は2日、同府熊取町の60代の女性が、自宅の庭でセアカゴケグモにかまれたと発表した。

府によると、1日午後0時半ごろ、女性が庭に置いてあった長靴をはこうとしたところ、
中にいたクモに左足の指をかまれ、太ももの付け根がしびれた。
経過観察のため一時入院したが、快方に向かっている。

府泉佐野保健所の職員らが周辺の公園でもセアカゴケグモ3匹を発見し、駆除した。
府の担当者は「初夏から秋口にかけて動きが活発になるので注意してほしい」と呼び掛けている。(共同)


セアカゴケグモ:1匹見つかる 鈴鹿市スポーツ施設 /三重
 鈴鹿市は1日、市のスポーツ施設「鼓ケ浦サン・スポーツランド」で、
特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」の雌1匹が見つかったと発表した。

 市によると、見つかったのは先月30日午後6時ごろで、職員がテニスコートの側溝ふたの裏で発見した。
殺虫剤で駆除し、被害の報告はないという。
同市では昨年9月、同施設で9匹、近くの市営駐車場で1匹が見つかった。【加藤新市】


<4月>

セアカゴケグモを岡山で捕獲 雌の成体、人的被害なし
岡山市は3日、同市南区古新田の工場で、毒グモの一種・セアカゴケグモ1匹が見つかったと発表した。
人的被害などの報告は入っていない。
市によると、同日午後4時ごろ、近畿地方から搬入された機材に付着しているのを従業員が発見し、捕獲した。
雌の成体で体長約1センチ。
セアカゴケグモはオーストラリア原産で、輸入や飼育を禁止する特定外来生物に指定されている。
致死量の毒はないが、かまれると腫れたり発熱したりすることがある。
兵庫県、大阪府などでは定着が確認されており、県内でも2008年以降、
倉敷市玉島地区の水島港で約150匹を発見。
岡山市では12年に民家(北区)、13年に山陽自動車道サービスエリア給油所(同)で各1匹が見つかっている。

セアカゴケグモ


<2月>

香川県内7市町に生息域拡大/セアカゴケグモ
香川県内に生息する特定外来生物の防除対策について、四国行政評価支局が調べたところ、
本年度に毒グモのセアカゴケグモが確認された自治体が
2012年度の3市町から7市町に増えていることが分かった。
同局は、県内での生息域が急速に広がっているにもかかわらず対策が不十分として、
国の関係機関に対し27日付で「市町との連携や県民への周知を強化してほしい」などと改善策を求めた。

セアカゴケグモの毒性は弱く、かまれても命に関わるケースはないが
抵抗力の弱い幼児や高齢者は重症化する恐れがある。
主に熱帯地域に生息するが、国際貨物と一緒に国内に入り、
荷物の輸送によって各地に広がったとみられている。

同局のまとめでは、県内では09年度に坂出、丸亀の両市で初めてセアカゴケグモを発見。
12年度には東かがわ市、小豆島町でも見つかり、3市町で134匹を確認した。
13年度はさらに拡散し、10月末時点で、さぬき、三豊、土庄の2市1町を加えた7市町にまで広がった。

セアカゴケグモの生息情報については、住民らの通報で主に自治体か中国四国地方環境事務所が個別で把握。
このため、同局は市町の情報を取りまとめている県に比べ、
環境事務所が把握する情報が少ないとして、環境事務所に対し、自治体との連携強化を要請。
さらに、県民に対する周知も不十分として広報の見直しも求めた。

調査ではこのほか、アライグマやオオキンケイギクなどの特定外来生物の生息地域も確認。
同局は情報共有のほか、防除の実施などが不足しているとして、
環境事務所や中国四国農政局、四国地方整備局に改善策を取るよう通知した。


<1月>

有毒セアカゴケグモ確認 愛南で県内初
愛媛県は28日、毒グモの「セアカゴケグモ」が県内で初めて、
愛南町中川の機械部品工場内で確認されたと発表した。
高齢者や乳幼児などは、かまれると重症化する恐れもあり、
県自然保護課は「見つけても手を出さないで」と注意を促している。

同課によると、25日に工場従業員がクモを発見、27日に同町に届け出た。
県外研究者が毒を持つ雌の成体と同定した。
28日に県生物多様性センターの職員らが現場周辺を調べたが、成体や卵は見つからなかった。
周辺に殺虫剤(ピレスロイド系)を噴射した。
セアカゴケグモは雌が毒を持ち、体長約1.0センチ。
全体が光沢ある黒色で背中に赤い模様がある。
日当たりが良く暖かい場所に生息し、プランターの底などに巣を作る。
体に触れようとすると、かむこともある。

愛媛県セアカゴケグモ


セアカゴケグモ −危険生物MANIAX− TOPへ